day16 シンジ君再び 真の地獄とは
2021年 06月 18日
なぜか? 巨大な挑戦をまえにシンジモードに入った山猫兄でした。
頂上を覆う厚い雪。 死の予感しかしません。
一方で心の中で別な声がします。 言ってしまいました。「おまかせください!」と。自分が憎いです。
まあ、前置きはこのくらいにして、先ずは、洗濯機と風呂桶を運び出します。
とりあえず計画では、モルゲンロートに輝く壁は残して、氷と岩の壁を崩します。その為にすさまじいブリザード(粉塵)の中、グラインダーで上下の壁の縁を切ります。 ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・
人はあまりの恐怖に接すると、自分の精神を守るために記憶を消すそうです。この後、山猫兄の記憶がありません。断片的な・・・。 【参考】現場に倒れていた山猫兄を助けた山岳救助隊員のメモ ・対象者の意識レベルは昏迷(stupor:中等度の意識混濁。閉眼、横臥し、強い刺激をしなければ覚醒しない。眼球運動も少なくなり失禁がみられる。強い刺激に反応しても発語ははっきりしない。見当識は失われ、健忘が残る)。 ・対象者の手にはメモが握られていた。その内容は、「白い壁は問題なく登れた」、「山頂(天井)は白い軟層、おそらく発泡スチローロが張られた、チャートの岩盤(ケイカル)であった」「それをアックスで砕くと、さらに厚い雪の層(グラスウール)が見られた」、「さらにその上には、○○(意味不明)の厚い層があり」・・・(以下読み取り不可能)
上には上があることを改めて認識しました。 これまで「地獄」と思っていた、げっ歯類様達や食肉目ジャコウネズミ科の皆様の○○チポロリなんかは、天国横町に思えてきました。 わけのわからん発泡スチロールを張り付けた瓦の様な軽カル板の雨、げっ歯類様や食肉目ジャコウネズミ科の皆様のものすごい量の○ン○ポロリ、更には昆虫網ハチ目様の大量の巣など、もう祭り状態です。
厚くひいてあると見れたグラスウールも、余ったものを放置!していただけの様で、丸まった大量のグラスウールが放置されていただけでした。
山猫兄は絶句して意識を失いかけました。流石!山猫亭!わけわからんです。
まあ、夢遊病者の様に手足を動かし、なんとかここまで。
今日は体力だけでなくメンタルも相当削られました。シンジモードに入っていたのは、山猫兄の生存本能が伝えていたのでしょう。真の地獄が待つことを。 どなたか回復魔法をお願いします(「誰じゃ!どさくさにまぎれたメダパニかけたんは!」)
その後、朦朧としながら温泉に行き、気が付いたら山猫亭でビールを飲んでました。
ともかくK2は征服しました。
あすは、いよいよラスボスであるギャレイですよ。
それでは明日のココロよ(・・・たぶん)
目の前にそびえるのは山猫亭のK2ともいえる。
モルゲンロートに光る壁。
その上に白く輝くバーティカルウオール。
by wear-a-cat
| 2021-06-18 21:28
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